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アジアの隠れ家リゾート「ランカウイ」の今昔

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ヤシの木

私たちが移住を始めた2002年当時のランカウイ島は、ざっくり言うと「アジアの隠れ家リゾート」というステータスを確固たるものにし始めたころです。
この静かで神秘的な島に魅せられ、短い移住期間でしたが2度訪れました。

当時のランカウイ島の雰囲気は現代の「何でも揃う観光地」の真逆で、「手つかず」、「未開発」、「自然のままの野趣」がとってもすばしい、人に教えたくないスポットでした。
表現が正しいかどうかわかりませんが、ハワイは人工的、近代的にきちんと整備された観光地で、ランカウイはその逆だったような気がします。

今回はそのランカウイの今昔を紹介します。

ランカウイ島が人気を博した理由と時期

私たちが短期移住をする数年前、ペニンシュラ半島からランカウイ島に橋をかけようとしたようです。ちょうどペナン島のように、車で行き来できるハズでした。
ところが途中で頓挫して、この当時は海に橋脚などの残骸が残っていました。橋ができたらどんなに便利だったろうかと思ったものです。

2002年ころから急に人気度アップ~ハネムーンにも!
出典=ランカウイ | 【公式】マレーシア政府観光局

ハネムーンの候補地だったのは本当です。実際に2002年前後は、世界各地にPRが行き届き非常に人気がありました。 

当時のランカウイは、今の洗練された便利さはありませんでしたが、その分「自分たちだけの特別な場所を見つけた」という高揚感を味わえる、非常にロマンチックな観光地だったと言えます。

記憶にあるランカウイ島は、静かな海と手つかずの森が広がる“素朴で上質なリゾート島”、居心地の良い、ゆったりとした時間が流れていました。
まだ現在ほど大規模リゾートやテーマパーク色は強くなく、「静かで自然を楽しむ島」というイメージが今以上に強かった時期です。

当時の雰囲気を思い出しながら振り返るのは、ちょっと旅をしているようで楽しいですよね。2002年前後のランカウイがどんな観光地だったか、わかる範囲で整理してお伝えします。

  1. 最高級リゾートの存在:マレーシアの伝統的な建築様式を取り入れた豪華なリゾートホテルが既に存在しており、プライバシーを重視する新婚カップルに選ばれていました。
  2. 日本でのブーム:1990年代後半から2000年代初頭にかけて、マレーシア政府観光局の積極的なPRや、テレビ番組のロケ地(当時の人気旅行番組など)になったことで、日本人の間でも「バリ島やプーケットに続く、洗練された大人向けのリゾート」として認知が急上昇していました。
  3. 治安とコストパフォーマンスの良さ:他の海外リゾートと比べて治安が良く、免税のおかげで滞在費も抑えられたため、贅沢なホテルに泊まりつつも賢く楽しみたいカップルに最適な場所でした。
  4. 伝説と自然が主役の島:ユネスコ世界ジオパークに認定(2007年)される数年前で、手つかずのジャングルやマングローブ、そして島に伝わる「マフスリの伝説」といった神秘的な要素が観光の目玉でした。
  5. 免税ショッピングの楽園:1987年に免税島となってから約15年が経過し、酒類やチョコレートなどが驚くほど安く買える場所として、特にマレーシア国内や近隣諸国から高い人気を集めていました。
  6. ゆったりとした時間の流れ:現代のようにスマートフォンで常に情報を追う必要がなく、ネット環境も限られていたため、文字通り「デジタルデトックス」をしながら、美しい夕日や海を眺めるだけの贅沢な時間を過ごす場所でした。 
ヤシの木

🚢 2002年のペナン島~ランカウイ島への高速船

2002年当時、マレーシアのペナン島からランカウイ島への移動手段として利用されていた高速船(ジェット船)は、多くの旅行者にとって便利で快適な選択肢でした。当時の船旅に関する情報を振り返り、その特徴をまとめてみました。

2002年当時のフェリー
2025年、最近の画像

上の画像は左が2002年で、右は2025年です。時を経てずいぶん立派になりました。それだけ人気を維持しているという意味にも取れます。

ランカウイ行きのジェット高速船

この高速船、2002年当時の技術としてはかなり高性能で、約30ノット(時速約55〜60km)程度の速度で運航していました。
ペナンからは非常に便利で、ランカウイ島までの距離を約2時間で突っ走ってくれました。そもそも船という乗り物にはなじみがない私でしたが、初体験の猛スピード感と景色を楽しみながらの移動は、記憶に強く残っています。

料金についてはややおぼろげですが、片道で50〜70リンギット(1500円~2100円)程度だったと記憶しています。
現在では航空機やフェリーなど他の選択肢も増えていますが、このジェット船での旅は、海風を感じながら移動する特別な体験を提供してくれるものでした。

🌴 2002年に残した日記から

ランカウイとは「赤茶色の翼の鷲」という意味で海外でもプーケットと並び脚光を浴びている島です。(下の画像は2002年の撮影)

ハイビスカス ペナン島からランカウイに向かうのは飛行機(約30分)と高速フェリー(約120分)と二つあります。フェリーはタイのサトゥン(Satun)からも日に3便ほどあると聞きました。

マレーシア半島側の一番近い港はケダ州のクアラ・ケダで、こちらからもフェリーが90分おきにあります。チケットは各JETI(ジェティ=フェリーターミナル)で購入します。
ランカウイからペナンへ通勤している方もいるというので少し驚いたことがありました。 

ランカウイ島はペナンの北西約108km、タイ国境に近いアンダマン海にポッカリ浮かぶ南国の楽園で104の島々からなりたっています。
そのなかで一番大きく東西30km、南北20kmのランカウイ島は1980年頃から政府が一大リゾート開発を手がけてきた島です。途中で経済的な浮沈(タイの通貨危機など)に晒され、半島と結ぼうとした橋は途中で頓挫しましたが高級リゾートホテルの建設、島中が免税(間接税)化など、少しずつ、自然を保護しながらリゾート開発を進めています。

世界中にある観光地は目的も様々ですが、ここは『何もしないで時間の贅沢を満喫するところ』なのかもしれませんね。ハイビスカス ここには原始的な豊かな自然と素朴さがあります。

ランカウイ島は比較的小さい島ですが、観光名所を全部まわるとなると意外と時間が掛かるでしょう。安心なのはインターネットで予約をしておくことです。
また島には政府系のインフォメーションセンターがあって、オプショナルツアーの面倒を丁寧に見てくれます。ホテルまでの送迎も予約できます。

島内観光ならあらかじめポイントを決めてタクシーを借り切り(時間いくらで)、島を回る方法もあります。値段はある程度相場もありますが場合によって少し値切ったほうがいいかもしれません。
注意することは夜7時を過ぎるとほとんどタクシーは動きません。自分が泊まっているホテルとは離れた場所で時間を忘れて楽しんでいると、タクシーがなくなってそのホテルに泊まるなんてことにもなりかねません。(私もうっかりして焦った経験があります)

さて、アクティブな方の時間の過ごし方のほんの一例です。周辺の美しい島巡りをしながら途中で魚釣りができるアイランド・ホッピング、マハティール前首相の記念館、ワニが好きな方はワニ園、すぐ近くのパヤ島でダイビングやシュノーケリング、水族館は二箇所、大好評のマングローブツアー、標高881mのラヤ山はロープウエイがあり、熱帯雨林を眺望しながらスリルを味わえ、ゴルフ場は3箇所、夕方になってからのジャングルウオーク、ナイトマーケット、大きなショッピングセンターではロウケツ染めの実演も見られ、海のクルーズでは鷲の餌ずけも見学できますが、すべてにおいてゆったりとリゾートライフを楽しむことができます。ハイビスカス

ロープウエイ駅の近くに日本料理レストランもありました。たしか「湖(みずうみ)」という名前だったと思いましたが定かではありません。
宿泊もクア・タウンというJFTIに近い町に泊まるも良し、空港の西側のビーチ沿いに泊まるも良し、北西部のダタイ・ベイの有名な高級ホテルも良しというところです。中には全室シービューという所もあります。ここは海際のシャーレー、山側のコテージなど変化に富んでいます。

マリーンスポーツはどこでもでき、エステやマッサージ、最近はバリ式のスパもあって人気があるようです。
ランカウイに行くとゆったりと大人の時間を過ごせるでしょう。筆者もアンダマン海を赤く染める雄大な夕焼けを、ビーチサイドのシーフードレストランで眺めながら、6人くらいで冷えたワインを飲みながら楽しく過ごしたことが記憶にあります。

ハイビスカス「マスリ王女の伝説」は島の誰でもが知っている話しです。『身に覚えのない不貞を働いたとして彼女は処刑を受けた。それでも死に切れなかった彼女は白い血を流して潔白を訴えた』というストーリーです。
島の砂浜がまぶしいほど白いのは、彼女の心の訴えだという意味ですね。実際にその通りで砂浜はあくまでも白く、エメラルドグリーンの海、ココナッツ林の中に点在するカンポン(村)の高床式住宅には、昔からのマレー人が静かに暮らしています。
ランカウイ島には伝説がたくさんあり、彼らは喜んで話してくれます。それを聞くのは旅行らしい極上の楽しみです。

🧮 2002年と現在の今昔や島内の見どころ

ランカウイ開発公社の統計によると、
2002年のランカウイ来島者数は約191万6,000人です。

2002年

LADA(Langkawi Development Authority)の長期統計では、1988年頃約20万人だった観光客数が、1997年には約180万人に達しており、その後も2000年代初頭にかけて同水準かやや増加という推移になっています。

この数字から見ると、2002年当時のランカウイは、すでに現在に近い規模の「成熟しつつある観光地」という位置づけだったといえます。

2002年時点で、すでに現在とほぼ同じ「自然+リゾート+免税」の3本柱が揃っていました。ただし、ユネスコ世界ジオパーク認定は2007年なので、「ジオパーク」という言葉はまだ前面には出ていません。

海とビーチ

  • パンタイ・チェナン
    最もにぎやかなビーチエリアで、ビーチ沿いの中級リゾート、レストラン、バーが集まるエリアとして既に人気でした。
  • タンジュン・ルー
    人が少なく静かな高級リゾートエリアとして知られ、透明度の高い海と白い砂浜が売りでした。

自然・景観系スポット

2002年のマングローブツアー
  • キリム・マングローブ(現・キリムカーストジオフォレストパーク)
    マングローブクルーズ、イーグルフィーディングなどのツアーは2000年代初頭からすでに人気で、「自然体験ツアー」として定番化していました。
  • 川沿いに根を張るマングローブの仕組みや、潮の干満との関係などをガイドが解説しました。
  • ボートを止めて、間近で根や泥の中のカニなど小さな生き物を観察。
  • 島内の原生林・トレッキング
    熱帯雨林や滝を巡るネイチャーツアーが、リゾート滞在のアクティビティとして提供されていました。
    マングローブが津波や高潮の被害を和らげる「天然の防波堤」としての役割
  • マングローブが魚やエビの幼生のゆりかごになっていること
  • かつてマングローブ材で炭を焼いていた窯跡と、その歴史
  • ランカウイの地層や石灰岩台地の成り立ち

2002年前後に整った新しい施設

  • ランカウイ・ケーブルカー(スカイブリッジのある山頂へのゴンドラ)
    ケーブルカー自体は2002年8月に完成しており、まさにこの時期から稼働し始めた新名所でした。山頂からの眺めや、のちに有名になるスカイブリッジ周辺の景観は、当時「新しい売り」として注目されていた時期です。
  • 左の画像は2002年撮影のものですが、今も全く姿を変えずに活躍しているようです。
    たしか記憶ではスイスのケーブルカー専門社の施工だったと思います。

そのほかのみどころ

アンダーウォーターワールド

東南アジア最大級の水族館です。この施設は、1995年に開業し、教育と娯楽を兼ね備えた観光スポットとして多くの訪問者を魅了しています。長さ15メートルの海中トンネルで、訪問者はまるで海の中を歩いているかのような体験を楽しむことができます。出典=マレーシア・ランカウイでおすすめのアクティビティ

マハティール元首相記念館

ランカウイ島には、国の発展に大きく貢献したマハティール・モハマド元首相を記念する「ガレリア・ペルダナ」という記念館があります。
ぜひこの記念館を訪れ、マハティール元首相の偉業に触れてみてはいかがでしょうか。サイトの記事=尊敬するマハティール元首相~生家を訪ねる

クロコダイル・アドベンチャーランド

ワニの施設は、広大な敷地内に多くのワニを飼育しており、その中には珍しい種類や巨大な個体も含まれています。

非常にスリリングなパフォーマンスがあり飼育員がワニの口の中に手を入れる大胆で巧みな技を見ることができます。

鷲の餌付けツアー

こちらのツアーは、自然愛好家や観光客に人気です。”Lang”とは「Helang=ワシ」、”Kawi”とは古マレー語で「赤茶色」を意味します。
鷲はトビの一種です。ツアーをご覧の方の餌付け体験で、空中を旋回し餌を狙う姿は迫力満点です。

🏨 当時の雰囲気と旅行スタイル

🐒 典型的な見学スポットと体験

  • 高級リゾートと中級ホテル、ゲストハウスが混在し、今よりもローカル色が強い雰囲気
  • 国際チェーンは今ほど多くなく、「のんびりした南の島」の空気がより濃厚
  • レンタカーやタクシーで島を一周し、ビーチと滝、展望スポットを回るスタイルが主流
  • ナイトライフは一部のビーチエリアのバーが中心で、都会的なクラブは少なめ

こうした点から、2002年ごろのランカウイは、現在よりも「素朴で落ち着いたリゾート島」としての魅力が前面に出ていたと考えられます。

🌿 そのほかの人気があるアクティビティ

1.ビーチでのんびり・・・これが一番好きです。
2.イーグルスクエア・・・人気の撮影スポット(画像右)
3.ランカウイ・スカイブリッジ・・・空中に浮かぶ絶景スポット!世界最長の曲線歩道橋
4.チェナンビーチ・・・ランカウイの人気ビーチ!アクティビティも充実
5.ジャングルトレッキング5億年前から存在する原生林を歩きます。
6.ジップライン・・・熱帯雨林の上を滑空するジップラインでは、鬱蒼としたジャングルの上または壮観な滝の上、どちらかのルートを選ぶことができます。
7.シュノーケリング&ダイビング・・・透明な海で色とりどりのサンゴ礁や、ウツボやクマノミ、ツマグロなどさまざまな生き物を間近で見られるチャンスです。
8.キリム・カルスト・ジオフォレストパーク・・・マングローブの森で自然体験!ユネスコ世界ジオパーク
9.ダヤン・ブンティン湖・・・妊婦の島の伝説が残る神秘的な淡水湖
10.タンジュン・ルービーチ・・・ランカウイ島の北東部に位置する美しいビーチ。クルーズで夕日観賞はサイコー!

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